フォニックスとカタカナについて

英語の習得はまずは耳から

赤ちゃんが母国語をしゃべれるようになるのはどんな順番ですか?

パパやママが話しかけて、それをずーっと聞いていて、真似をして、だんだんと話せるようになりますね。

言語習得は、まずは耳からです。

リスニングができる子どもは、その後、リーディング、ライティング、スピーキングスキルなどが伸びやすいことがわかっています。

そして、文法の学習は 、文の仕組みを知りたいと言う気持ちが芽生えた、10歳位から始めるのが良いとされています。

幼児のお子様や小学低学年のお子様は、徹底的に、まずは耳を鍛えるべきです。

英語には日本語にない音が、たくさんあります。私たちが普段、発音しない音、全く違う舌の使い方、舌のポジション、腹式呼吸、発声の仕方を学ぶ必要があります。

子供たちの頭は柔軟です。直ぐに、先生そっくりに、上手に発音できるようになります。

英単語を読むことの難しさ

さて、皆さまのお子様方は英単語をすらすら読めますか?

犬の絵を見れば、良い発音で、ドッグと言える。

そして箱の絵を見れば、ボックスと言える。

豚の絵を見れば、ピッグと言える。

それなのに、文字だけになると、dog, box, pig などの簡単な単語が読めない子どもたちがいます。

長年、英会話スクールに通っているのに、読めないのは、テキストにふんだんに絵が使ってあるため、文字よりも、絵に集中してしまっていることや、もともとフォニックスの意味が理解できていないからです。

集中フォニックスコース

夏休みにフォニックスを理解し、英単語をしっかり読むための集中コースを行いました。

また、今週、来週はエイミーが小学低、中学年の子供たちに、フォニックス集中レッスンを行っています。

少し読むのが苦手だったお子様たちは、英単語を読むコツを覚え、読むことができるようになりました。読めるようになると英会話のレッスンも楽しくなってきて、以前よりも積極的になってきています。

この時、私たちが使うのはカタカナです。

当然、英語の音はカタカナでは表せない

英語の音は日本語の音と全く違う音がたくさんあります。

カタカナでは、当然、表しきれるものではありません。

もしカタカナを最初に、英語に割り当てて教えて、正しい英語の音を教えていなければ、

dog がドオグー

catがクアトーになってしまいます。

きっこイングリッシュスクールでは、幼少期や学童期の時から、英語の正しい音にフォーカスして、フォニックスを英語で繰り返し教えています。

ですから、子供たちは正しい発音ができています。

 

カタカナを使う効果

子供たちが英単語を読むのは、難しいことなのです。

難なく、どんどん読める子供たちがいる一方で、読むことが、大変、苦手な子供たちがいるのは確かです。

よくわかりませんが、使っている脳の場所が違うのかもしれません。

bed が読めなかった子供たちに

カタカナを文字にふります。

ブ エ ド

ドは、日本語のド じゃないよ。とても短く軽く弱く発音する「ドゥ」だよ!と何度も発音しながら教えます。

すると、あー!わかった!ベッドだー!よめたー!そういうことかー!と理解するのです。

カタカナを使うと、全然読めなかった子たちが、あっという間に理解し、文字と音を意識し始めます。

カタカナを使って教える時の注意

私たちは教える時、aは、日本語の  “あ “じゃないよ。

a は
アルファベット読みすると「エィ」

音は「ア」
「ア」は、
日本語で「え」という時の口よりもさらに横と縦に口を大きく伸ばし、「ア」という声を出し発音するよ。

日本語の”あ”とは違うよと説明し、カタカナで”あ”と書くけど、決して日本語の発音で”あ”と言わないでね!と言いながら教えています。

 

私が今週カタカナでフォニックスを教えることについてブログを書くと、カナダ人のFacebook上の知人が、アドバイスをくださいました。とてもありがたいアドバイスだと思います。

 

Hi after teaching English in Japan professionally for seven years, I have a very strong opinion that using phonics in anyway associated with katakana will actually teach children to pronounce English poorly. The two sound systems are not closely enough exact to be effective.

こんにちは、日本で7年間専門的に英語を教えましたが、カタカナに関連するフォニックスを使用すると、実際には子供たちに英語の発音が悪くなるとの、非常に強い意見があります。 2つのサウンドシステムは、効果を発揮するほど厳密ではありません。

良かったら、皆さまもご覧くださいね。

https://www.japantimes.co.jp/community/2013/12/15/issues/the-war-on-katakana-starts-at-school/

 

もしカタカナの音のまま私たちが教えたら、悲惨な発音の英語になります。

こちらに書いてある通り、英語を正しい発音できちんと話すことができない限り、日本人は他の国に様々な分野で遅れをとるでしょう。全く同感です。

 

しかしながら、フォニックスを教える際に、カタカナを使うのは、一部の子どもたちには絶大な効果があることもまた、事実です。

 

発音に気をつけて、必要性に応じて、カタカナを上手に使いながら、教えていきたいと思います!

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