「1人ずつ言うのが嫌」——そんな気持ちを聞かせてくれたママへ
先日、あるお母様からこんなお話をいただきました。
最近、子どもがやっと少し話してくれたことですが、
「1人ずつ言うのが嫌だ」
と言っていました。
なかなか自信が持てず、間違えることは恥ずかしいと思っているからかなぁ…と思います。
こうしてお子さまがふっと気持ちを打ち明けてくれた瞬間って、ママにとってはとても大切なものですよね。
「そうだったんだ…」と胸がギュッとなったり、「どうしたらいいかな」と考えたり。
私たちも、日々子どもたちと接しているからこそ、そのお気持ちがとてもよくわかります。
この「1人ずつ言うのが嫌だ」という言葉には、先生がレッスン中にクラスの生徒さん一人ひとりに順番に英単語や文章を発話してもらうアクティビティが、緊張してしまう…という気持ちが込められているようです。
間違いが怖い
おそらく、間違えたらどうしよう、間違えたら恥ずかしいと考えておられるのでしょう。4月からクラスも変わり、先生も変わったので、慣れない緊張感も加わっているのかもしれません。
そのため、お子様一人一人にとって心地よいペースで、少しずつ慣れていけるよう、先生たちも日々工夫を重ねています。
たとえば、先生があえて、発言の順番を調整したり(間違いを恐れているお子様は後の順番にするなど)、先生がおどけてわざと間違えてみたりして、子どもたちが自然に声が出せる雰囲気づくりをしています。
そして頑張って発言できた時には、先生がしっかり褒めています。
私たちは、「間違えることは悪いことじゃない」「間違いは学びのチャンス」ということを、レッスンの中で何度でも伝えていきたいと思っています。
実はこれ、大人の英語学習でもまったく同じなんですよね。
英語の知識はしっかりあるのに、「間違えたらどうしよう」「発音が変だったら恥ずかしい」と思うあまり、実際の場面でなかなか英語を口に出せない…そんな方、とても多いです。
文法や単語を知っていることと、実際に話せることって、やっぱり違うんです。
だからこそ子どものうちから、「間違えてもいいから言ってみよう!」という姿勢を身につけることが、本当の意味での“使える英語力”につながっていくんですよね。
チャレンジしたい気持ちにさせるには?
大人が「先生も間違えるよ」「間違っても大丈夫だよ」とたくさん伝えて、恥ずかしさを手放せる空気を作ってあげることが、子どもたちのチャレンジのきっかけになります。
大切なのは、正しさよりも「やってみよう」という気持ち。
その気持ちを少しずつ育てていけるよう、これからも寄り添いながらサポートしていきますね。
ママのあたたかい気づきや、ちょっとした声かけが、お子さんの大きな安心につながります。
これからも、一緒に「できた!」の瞬間を積み重ねていきましょう。
そして、子育て、英語の悩みがある時には、お気軽にお知らせくださいね。一緒に大切なこどもたちを素晴らしい未来に羽ばたかせましょう!